Eat, Laugh, Love... a life in LA

ロサンゼルスからお送りするドタバタ滞在記

ご近所付き合い…そして笑顔でいることの大切さ

こんにちは。

サンクスギビング(感謝祭)を来週に控え、街がいよいよホリデーシーズンの飾りや商品で華やかになってきました。アメリカで初めて過ごすホリデーシーズン、楽しんでいきたいと思います。

 

さてさて。今日はアメリカでのご近所付き合いについて。

日本にいる時は、そんなに濃厚なご近所付き合いはありませんでした。賃貸マンション時代はお隣さんの名前や顔も知らないこともあり、挨拶しても返ってこなかったりは日常茶飯事。引っ越しの挨拶なんて当然のようにありませんでした。分譲マンションに越してからは少しだけ親密なお付き合いが増えたものの、片田舎の一軒家(実家)のような付き合いはもちろんなく。

アメリカに越してきて私たちが住んだのは賃貸アパートなので、こちらでも親密なお付き合いはないのかな…と思っていました。

ところが。皆さん結構親切にしてくださるので驚いています!

 

子連れに優しい

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「大丈夫?困ったことはない?」

うちは子供を二人連れてアパートの敷地内をウロウロしているからか、色んな方から声をかけていただきます。そんな中で、日本から越してきた私たちを見かねてか、「大丈夫?」「困っていることはない?」と心配していただくことが多く、本当にありがたく思っています。

実際そこまで困っていることもないし(というか私があまり細かいことは気にしない)、困っている時でも超絶甘え下手な私はあまり周囲に頼れないでいるのですが、声をかけていただけるご近所関係が本当に嬉しいです。一時的にしか住んでいない見ず知らずのアジア人に優しくしていただいて、本当に困った時にはピンポンして助けを求められる存在の方々がいるだけで心強い。

物を譲ってくれる

アメリカ人の方々は奉仕の精神が強い…と以前も書きましたが、子供のお下がりの洋服やおもちゃなど、本当にたくさんのものを譲っていただけます。しかもこちらがいらないものを押し付けられるなどということは全くなく、私たちが欲しがっているものを欲しがっている量だけきちんと分けてくださるので本当にありがたい。最初は正直ボロボロのお下がりが来るのかな…なんて思ったのですが、立派な状態のおもちゃや、ブランド物のきれいなベビー服など、ご近所さんにはいくら感謝してもしきれないくらい。しかも見返りを求めていない皆さんの雰囲気はまるで聖母マリアのよう!なんでそんなに優しくしてくれるの?と不思議でなりません。

きっと心が豊かだと周りに優しくなれるんですよね。私たちも、そうして相手の気持ちやニーズを自然に汲み取って手を差し伸べてあげられる存在になりたいものです。

料理まで譲ってくれる

我が家は子供達がまだ小さいとはいえ、新生児でもないので普通に家で手作りご飯は作れています(いや、相当バタバタですし大したものは作っていませんが)。でも、「子供達が小さくて大変でしょ」とか「たまにはお母さんお休みしなきゃね」などと言って料理の差し入れをしてくれる心優しいご近所さんもいます。しかも、毎回美味しい!!本当に美味しいし、私が知らない料理を持ってきてくれたりするので、レシピを聞いて勉強するのが楽しいです。

毎回、「つまらないものですが…」ではなく「〜が美味しく焼けたから試してみて!」とノリノリで持ってきてくれるので、こちらとしてもとても気持ちよく受け取れています。たまにお礼に、私も先方のリクエストに応えて日本食を差し入れたり。

お互い「たまに」「気が向いた時に」くらいのペースでしかやりとりしないので、付かず離れずのちょうど良い距離感が保てていて心地良いです。

 

どうしてみんなこんなに優しいの?

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アメリカに来る前、アジア人に対する風当たりは強いだろうと思っていました。実際人種差別的なことや失礼なことを言われた日本人の方の話もたくさん見聞きしますが、個人的には

  • 子連れには優しい方が多い:子供は社会の宝で、大切にしていかないといけないという考えが浸透している模様
  • 英語を一生懸命話そうとしている人をバカにしない:例え文法がおかしくても、一生懸命英語でコミュニケーションを取ろうと努力すると、真剣に聞いてくれます
  • 笑顔でいるとみんな優しい!!

と思います。特に3番目の笑顔!これの大切さをアメリカに来てからヒシヒシと感じています。

笑う門には福来たる

アメリカ人は基本笑っている気がします。少なくとも日本人よりはずっと。

こちらも笑って挨拶すれば、向こうも笑って話しかけてくれる。笑顔が笑顔が呼んで、みんなハッピーなわけですね。単純で当たり前な話にも聞こえますが、実は意識しないと結構難しいことのような気もします。特に私は顔つきがキツイし、優しい雰囲気の持ち主でもないので(笑)、お店に入店する時や人に会うときは意識して笑うようにしています。

例えば、たまに行くお店に某アジア人観光客が非常に多い場所があります。アメリカではお店に入店すると店員さんの"Hi!" "Welcome!"(日本でいう「いらっしゃいませ」)に"Hi"などと挨拶し返すのが当然の礼儀なのですが、その文化を知らないのかその観光客たちは店員さんの挨拶に返事もせず、店内を結構荒らして帰ってしまうことが多いようなのです。店員さんたちもそんなお客さんたちを明らかに嫌がっているのが態度に出てしまっていて、とにかく眉間にシワを寄せて嫌々仕事をこなしているのが丸見え。

そんなお店に私が入店すると、店員さんからするとアジア人同士の見分けなんてつかないし、無視されたりするわけです。そこで店員さんと目が合うと、私は笑顔であえて自分から"Hi"と言ったりする。すると店員さんはみるみる明るい笑顔になり、丁寧に接客してくれたりします。なんとわかりやすい…笑

単純だな〜と思ったりもしますが、人間ですもの。笑顔で挨拶し合うのが当たり前の文化の人たちにとって、話しかけても無表情でシカトされると気分悪いですもんね。だからお互い気分良く過ごせるため、笑顔で挨拶、これを徹底するようにしています。

するとお店でも気分良く買い物できるし、幼稚園ママたちとも楽しくお話できるし、ご近所さんたちとも良好な関係が築けるようになりました。

「笑う門には福来たる」ですね。これはアメリカに来て学んだことで一番大切なことかも。いつか日本に帰国しても大切にしていきたいと思います。

 

以上、こちらでのご近所付き合いと、笑顔が人間関係を円滑にしてくれたよ〜という話でした。