Eat, Laugh, Love... a life in LA

ロサンゼルスからお送りするドタバタ滞在記

初めて自分で白髪を染めた話 〜アメリカで美容室どうするか問題〜

こんにちは。

海外駐在になると知って一番最初に心配したこと。

それは「美容室どうしよう問題」だといっても過言ではありません。

 

日本にいる時は大体最低2ヶ月に1回カットとカラー。立派に白髪が生えてる私には頻繁なリタッチが必須です。(1ヶ月過ぎると根元の白髪が目立ち始め、2ヶ月経つ頃には10歳老け込む感じ)

 

別にカリスマ美容師さんに切ってもらわなくたっていい。普通に、ちょっといい感じにしてもらえればいいのです。ほら、髪型が整っていれば顔とファッションが微妙でも多少マシに見えるんじゃないかと思っているので…笑

 

アメリカでの美容室どうしよう問題

日本とアメリカ 美容室はどう違うのか?

実は以前海外の美容室で何度かカットしてもらったことがあるのですが、まともな髪型になった試しがなく。欧米の美容室、賛否両論だとは思うのですが、私が個人的に思うに

  • 言葉の壁で、なりたい髪型の細かいニュアンスが伝わらない
  • 日本人と欧米人、求める髪型が違いすぎる(流行の違い)
  • 日本人と欧米人、髪質が違うため同じように切っても仕上がりが異なる → つまり欧米の美容師さんがいつものイメージで日本人のカットをしても「あれ?あれれ?こんなはずじゃ?!」となる
  • (日本の美容師さんによると)欧米の美容師検定の合格基準が日本に比べて低い  → 技術が伴わない美容師さんも多い(もちろんとてもお上手な方も沢山いらっしゃるはずです)
  • 欧米の美容室で使われている薬剤は日本製に比べて数倍の強さ

というわけで、私はアメリカのローカルな美容室に行くのをどうしても躊躇してしまうのです。

 

幸いロサンゼルス近郊には日本人が経営している美容室・日本人美容師が在籍している美容室が多数あります。いずれはそちらにお世話になりたいのですが、とりあえず渡米して数ヶ月、その間一度も染めていない、見るに耐えない根本の白髪を…!なんとかしたい…!

と、ついにやりました。

初めてのセルフ白髪染め。

 

自分で白髪を染めてみる

日本から買ってきたセルフ白髪染め

そう、アメリカでは極力美容室のお世話にならなくて良いように、日本から白髪染めを何本か船便で送っていました。今回使ったのはこちら

f:id:eatlaughlove:20180821060332j:plain

左より:外箱(裏に使用中のボトルを立てておけるような工夫あり)、カラー剤入りのボトル、下がカラー用ブラシ兼コーム、上が掃除用スポイト。

この他にビニール手袋がついてきます。

 

ドラッグストアに並ぶいくつもの白髪染め商品からこちらを選んだ理由は、パッケージに書いてある通り:

  • 「残りは次に取って置けます」→ 全体を染めるわけではなく、伸びた根本のリタッチだけしたい私に◎
  • 「まぜる手間なし簡単ワンプッシュ」→ 1液と2液を混ぜる…?!そんなの面倒くさい!
  • 「密着するクリーム」→ 塗ってるそばから垂れてきたら悲惨だし

といったところでしょうか。特に下調べ等せず、店頭でパッケージとカラー見本を見比べて選びました。あと、よくCMを目にしていたのでなんとなくの安心感。

 

色選びについて

これはちょっと悩みました。

まず、どの色が自分の髪色に合うかがいまいち分からない。髪全体を染めるなら好きな色を選べば良いのかも知れませんが、私は根本だけを染めたかったのです。

事前にその旨を日本でお世話になっていた美容師さんに相談し、渡米直前にグラデーションカラー(※)に染めてもらっていました。

(※)根本は地毛が伸びても分からないような暗い色で、毛先に向かってグラデーションのように明るくなっていくカラー

それでも、自分で染めた部分だけ変に浮かない色はどれなのか?なかなか判断が難しく。とりあえず「黒」より一段階明るい「自然でベーシックなブラウン」という色にしてみました。

染めてみた結果、私の地毛の「黒」のような色になりました。個人的にはもう少し明るくしたかったのですが、伸びてきても黒い地毛との境目が分かりづらいのは良かったです。

 

実際に使ってみた

詳しい使い方は説明書に書いてあるので割愛しますが、要は

1. ボトルの上にあるボタンを、付属ブラシに向かって押す

2. ムースとクリームが同時に出てくるので、髪の根元に塗る

3. ブラシ裏のコームで伸ばす

4. シャワーで流し、シャンプーリンスで仕上げる

以上!

文字で書くと簡単そうです。

美容師さんもいつもサササーーーッと塗ってるし、なんとかなるでしょ。と軽い気持ちで始めました。

すると…

まず、液が根元にボタッとムラにつく。

塗り進めるにつれて髪がめちゃくちゃ絡まる。

結果、意図せぬところにもカラー剤がつく!毛先とか、地肌とか…。

しかも地肌にベトベトついてしまうせいか、段々頭皮がヒリヒリしてくる。

これは決してカラー剤やメーカーが悪いのではなく、私の不器用さが悪いんです。

でも、初心者には難しすぎた…。

しかも、白髪染めはカラー剤が周りに飛ぶとなかなか落ちない!洗面台や床には絶対飛ばさないようにしなければ…とヒヤヒヤしながら染めるのは本当にハードでした。

ようやく白髪部分に塗り終わる頃には軽く20分経過。しかも、いつのまにか肩や腕、顔にカラー剤が飛んでる。

この時点で、美容室代と新しい美容室を探す労力をケチったことを激しく後悔。明らかにカラー代以上に色々と消耗してる。

 

しかもここから、カラー剤を流すという大仕事が待っていました。何が大仕事かって、お風呂場にカラー剤が飛ぶと取れないらしいので、飛び散らないように細心の注意を払わないといけない。

というわけで、シャワーの水圧激弱にして、ユニットバスにしゃがんで、下を向いてゆっくりゆっくり流す流す…。

すると真っ茶色の水が流れていくではありませんか。いくら流しても茶色水。

「この茶色い水が浴槽にこびりついて取れなかったらどうしよう…」とヒヤヒヤしながら約15分。ようやくシャンプーリンスを終えました。

 

結果

カラー剤がタオルにつかないよう気をつけながらそーっと拭いて、ドライヤーで乾かすと、なんと結構いい感じに染まっていました!!やったー!!! というか、これだけ頑張って上手く染まっていなかったら私は泣くところでした。

染め残しの白髪は数本見当たったものの、他はいい感じに染まっている模様。毛先にいくにつれて明るくなっているグラデーションとも上手く馴染んでいるし。

これは、結果を見ればセルフ白髪染め成功!!と言えると思います。

 

ただ…この労力、時間、そして待たせてる子供達がグズらないか心配しながらの白髪染め。不器用な私にとっては、結構ハードでした。それに、美容室で染めるとドリンク飲んだり雑誌読んだりしながらプロの手で綺麗にしてもらえて、普段自分時間がなかなか確保できない身としては、子育ての合間のいい息抜きになるんですよね。

確かにセルフカラーは経済的だし仕上がりは想像以上に綺麗でしたが、次回はちゃんと美容室を探してお世話になりたいな…と思いました。