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ロサンゼルスからお送りするドタバタ滞在記

【前編】お風呂のお湯を溢れさせちゃった! 〜アメリカのお風呂事情〜

こんにちは。

日本とアメリカのお風呂事情における決定的な違い。

それは、アメリカでは日本のように洗い場が設けられておらず、ほぼほぼユニットバスだということじゃないでしょうか。ユニットバスに子供と入ることの難しさったらありゃしない。

…脱衣所があって、洗い場があって、しかもお湯は自動給湯だったり。

日本にいた時はそれが当たり前だと思っていたけれど、世界を見るとそれって全然当たり前じゃないんです。日本の技術やお風呂文化って素晴らしいですよね。

 

そう。自動給湯は当たり前ではないのです…。

今日はそんなお風呂で起きた悲劇の話、前編です。

 

アメリカのお風呂事情

我が家のお風呂

我が家にはお風呂場が2つあります。

ひとつはユニットバス。もうひとつはシャワーブース。

それぞれ別の洗面所に付属していて、いわゆる2-bathroomsタイプの家です。

最初は「お風呂がふたつもあるなんてステキ♡」と思いました。一瞬だけ。

でも実際住んでみると大人2+幼児2の日本人家族でお風呂ふたつなんていらない。(トイレがふたつは助かりました。掃除が面倒だけど。笑)しかも、ひとつはシャワーブースだけ。もっといらない。

よって、普段遣いはユニットバスの方だけです。

そう。狭いユニットバス。

2畳ほどの洗面所に扉があって、扉を抜けるとこれまた2畳半ほどのスペースにトイレとバスタブがあるのみ!

 

シャワーヘッド

そう、しかも、どちらのバスルームのシャワーヘッドもレインシャワータイプ!今まで海外旅行先のホテルでこのタイプのシャワーに当たると、「ハズレだ」と思っていました。それがまさか我が家の標準装備とは。

実物がこちら↓(水垢…!)

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日本人にはすごく使いにくいですよね?!

初日から子供とお風呂に入るのにすごく苦労しました。

上の子(幼稚園児)でさえ天井から降ってくる水圧強めのシャワーに泣き、下の子(当時0歳10ヶ月)なんて…もう…試行錯誤の上、湯船の中で沐浴状態。濡らしたガーゼで泡を拭き取る始末。

これじゃいかん!と早速ホース付きのシャワーヘッドをBed Bath and Beyondに買いに走り、取り替えました。(Target等にも売っています)

こちら↓

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これで本当にお風呂に入りやすくなった!

大人も入りやすい、子供も入れやすい、掃除もしやすい!

ホースシャワー万歳!むしろアメリカ人はレインシャワーだけでどうやって赤ちゃんを入浴させ、お風呂掃除をしているのかサッパリわかりません。いつかアメリカ人に聞いてみたいと思います。

 

ユニットバスを溢れさせた話

お湯は自動で止まらない

日本にいると当たり前のように感じていた自動給湯システム。こちら、ピッとボタンを押すだけで「42℃でお風呂をはります」とか言って適温で適量のお湯を汲んでくれ、軽快なメロディーが流れて「お風呂が沸き上がりました。4時間保温します。」とか言って勝手に止まる。しかも保温機能付き。

素晴らしい。本当に素晴らしい。それって当たり前じゃなかったんだな、恵まれた環境だったんだな、とアメリカに来て気付きました。

なぜって、アメリカはユニットバス。当然自分でお湯をはります。当然のように、お湯と水の蛇口を自分でひねって、自分で温度調節しながら。

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温度も手動、量も手動、止めるのも手動、保温なんて当然しない。

これは我が家が賃貸アパート暮らしだからではなく、どんな豪邸でも同じ模様。(もちろん、日本のような自動給湯システムを高額なオプションで取り付けることは可能かと思いますが。)

うちの場合お風呂の栓も、髪の毛キャッチ(?)もついておらず、自前で用意しました。これもアメリカあるあるらしいです。

 

そう、話が戻りますが、ユニットバスはお湯を止めるのも手動なのです。

問:ユニットバスでお湯を止めないとどうなる?

答:溢れます。

 

正解。

そう、それは知っていました。知っていたのですが、やらかしました。

 

ユニットバスを溢れさせちゃった

渡米し、入居してわずか3日目のこと。時差ボケ治らぬまま過ごしていた私達家族は22:30頃重い身体を引きずってユニットバスのお湯を汲み始めました。蛇口をひねったままリビングに戻り、時差ボケで寝る気配ないハイテンションな子供たちとリビングでボーッとしたまま遊んでいると…。

ん?!?!

なんでリビングの床に水たまりが?!

そう思った瞬間、お風呂のお湯が溢れて、バスルーム、洗面所、廊下を経由してリビングまで洪水のように流れてきていることに気付いたのです。

ここまで、お湯を出し始めてわずか4〜5分の出来事。

 

大人パニック!子供号泣!

ビショビショの廊下を走り抜け、とりあえずお風呂のお湯を止めて栓を抜き「タオル!」と叫ぶ私。

家中のタオルを集めてくれる夫。(しかしこの時点で航空便すら届いていないためタオルの数足りず)

何が起きたかわからずリビングで泣く上の子。

上の子が泣くからつられて泣き叫ぶ下の子。

怒鳴り込みに来る下の家の住人。(そう、我が家はアパート。しかも下の住人に引っ越しの挨拶すらできていなかった。)

 

「水が漏れてるんだけど?!」と言いに来た下の住人は夫がとりあえず対応し(私はバスルームで格闘中)、その方はすぐに帰宅。

 

洪水状態の我が家、泣き叫ぶ子供たち。

なんで渡米早々こんなことが起きてるの?

泣くとか、怒るとか、そんな感情以前に私はなんだか笑えてきてしまいました。

 

長くなるので前編はここまで。

次回は「謝ったら負け」とも言われるアメリカで私が全力で謝罪した話です。