Eat, Laugh, Love... a life in LA

ロサンゼルスからお送りするドタバタ滞在記

初めてアメリカ人にディナーに呼んでもらった話

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こんにちは。

渡米して数ヶ月。せっかくだからアメリカ人の家族と仲良くなりたい!と思っていたところ、夫の同僚に夕食に招待していただきました。

最初は社交辞令かと思っていたのですが、どうやら本気で呼んで下さっている模様。すぐに日程調整のメールが来ました。

 

嬉しい!ぜひ行きたい!

でもアメリカ人のディナーってどんな感じ?手土産は?何が出てくるのかな?そんな風にワクワク迷いながら準備したお呼ばれディナーの話です。

 

手土産はどうする?

アメリカ人は何を持って行くのか

アメリカ人にとっての「当たり前」がわからないため少しネット等で調べてみました。するとわかって来たのが以下の情報

  • 食品:NG → 前菜〜メイン〜デザートまでトータルコーディネートで用意する方が多いので、余計な食べ物を持参するとホスト側の考えたバランスが崩れてしまって迷惑。持ち寄りでない限りは控える。
  • ワイン:◎ → その他みんなで飲んでも後日に取っておいても良いものが無難。
  • フラワーアレンジメント:◯ → すぐ飾れるフラワーアレンジメントが良し。

我が家の場合を考える

ワインが無難かな?と夫に相談すると、今回呼んで下さった方(ホスト)はお酒を飲まないとのこと。それではソフトドリンク…?と悩む。

お花は?とも思ったが、近所の良い花屋がわからなかったので今回はパス。英語で花を事前注文とか、よくわからないし…。

手土産については何をいくら分くらい買えば良いのかわからず、頭を悩ませました。

用意したもの

結局我が家が用意したのは以下の通り。

  • Trader Joe'sのSparkling Pink Lemonade(炭酸入りピンクレモネード $2.99)
  • ちょっと高級調味料専門店の香り付きオリーブオイルとビネガーのセット($28くらい)

価格的には日本でいうと3000円少々の菓子折りを持って行くのと同等かと思います。

これが価格的に適切だったのかどうかは今でもわからないのですが、可もなく不可もなくかな…?ということで上記を片手にお邪魔しました。

 

何を着て行く?

子供の繋がりでのお呼ばれならカジュアルな装いで大味なアメリカンピザとコーラでかんぱーい!なんて想像もできますが、今回は夫の関係でのお呼ばれ。しかも色々検索してみると、アメリカのホームパーティーはテーブルコーディネート等も雑誌から飛び出したような完璧な感じで、前菜からスタートしてコース形式で出てくることが多いような情報をゲット。

ヒェーーーーー。ドキドキ。そんな場合何を着て行けば良い?と迷い、無難にワンピースを選択。子供たちもそれに準ずる服装を選びました。

 

何時に行く?

今回呼ばれたのは17時。日本だったら17時ちょうどを目指して行きますよね。時には少し早く着く方もいるし、5分くらい遅れる方もいます。でも基本的には少し遅れるなら連絡を入れるなど、きっちり時間通りの到着を目指す方が多いのではないかと思います。(まぁ私はそれでも遅刻してしまうことが多々あるのですが…)

しかしここはアメリカ。元々"Fashionably late"という言葉があることを知っていた私は、夫にも「アメリカのお呼ばれは時間通りに行ったらダメだよ!」と力説。

Fashionably lateとは?

直訳すると「おしゃれな遅刻」「粋な遅れ方」といったところでしょうか。ディナーやパーティーなどのお呼ばれには、わざと遅刻していった方が粋だという感覚です。アメリカ人はゲストが時間通りではなくFashionably lateに登場することを想定して準備をしているので、呼んだ時間には準備が完了していないことも多々あります。つまり、時間通りに到着すると迷惑なこともあるので気をつけていきたいところです。

日本でも「お食事会」等、少し遅れて登場した方が印象付けられる…などと考える方もいらっしゃるようですね。それもFashionably lateに含まれるのだとは思いますが、アメリカでは全員がFashionably lateなので少し遅れたところで誰もいないし誰の印象にも残らないようです(笑)

で、私たちは実際何時に到着したか

17:05〜10分の到着を目指して家を出発。ところが何と、カーナビが途中までしか設定できない地域ということもありその先道に迷いまして…。しかも電波も弱くなり。実際到着したのは17:20という失態。しかも17:10頃にホストから「大丈夫?」と連絡をもらってしまいました。反省です。

 

実際のディナー

お宅について

今回のホスト、夫との話内容やご自宅の場所からして相当なお金持ちなのでは?と想像していました。それでこちらも構えてしまって、ワンピースに手土産、花は本当に買わなくて良かったのだろうか…などと考えながら迎えた初・アメリカンお呼ばれディナー。

実際到着してみるととても自然の多い素敵な場所にある可愛いコテージ風のお宅でした。とってもお洒落なインテリアでありながら、素朴で、良い意味で飾り気のないおうちだったのです。あぁ、良かった…と一安心。

ディナーの内容

まさか本当に前菜からコース形式で出てくるかな…子供たちが耐えられるかな…と心配していたら、何とメニューは手作りピザとサラダ!ソフトドリンク!以上!

やったー!!!ナイフとフォークでカチャカチャ系を想像していた私たち家族は本当にホッとしました。笑

しかしご主人が自ら生地を作り、トッピングを乗せ、焼いてくれたピザはもう絶品!今までどこのイタリアンで食べたピザよりも美味しくて作り方を聞いてしまいました。(詳しくは教えてもらえなかったけれど)

ホスト側にもお子さんがいたため、終始カジュアルな雰囲気でのディナー。素朴な雰囲気で美味しいピザとフルーツが乗ったお洒落なサラダをいただき、本当にリラックスした素敵な一夜となりました。

お土産の反応

Trader Joe'sのスパークリングレモネードは元々ホストご家族が好きだったようで喜ばれ、その場で開けて皆で飲みました。

オリーブオイルとビネガーは翌日早速使って下さったようで、その後夫同士が会った際にとても美味しかったとコメントを頂け嬉しかったです。やっぱり誰かに喜んでもらえるって嬉しいし、私も誰かに何かをしてもらった時は、後日ちゃんとお礼を伝えることを心がけていきたいと再確認する出来事でもありました。

 

まとめ

お呼ばれした時の対応はホスト側や関係性によって大いに異なってくるかとは思います。でも、先日書いたSchool Supplyの件で改めて思ったのですが、自分の思う当たり前がアメリカの当たり前ではないんですよね。だから、何か新しいことがあったらちゃんと下調べしてから行動したいな…なんて思ったちょっぴり慎重派の私なのでした。

 

また、アメリカでは「呼ばれたら呼びかえす」がマナーとのこと。今度はうちがお呼びする番か…と思うと料理が得意でない上おもてなし下手な私は今から胃が痛いのですが、頑張りたいと思います。

 

以上、初めてアメリカ人のお宅にディナーに呼んでいただいた時のことでした。