Eat, Laugh, Love... a life in LA

ロサンゼルスからお送りするドタバタ滞在記

続・お呼ばれ事情 〜中国人のご家庭に呼んでもらった話〜

こんにちは。

先日、アメリカ人のご家庭にお呼ばれして…と書いたばかりなのですが、なんとその直後に中国人の方のお宅にも呼んでいただきました!家族揃って中国のご家庭へのお呼ばれは初めてでした。

先方はまたもや夫繋がりで知り合ったご家庭。ただ今回は向こうにもお子さんが2人いるので、昼過ぎから集まって子供達を一緒に遊ばせ、夕食も食べて行ってね!とのことでした。

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手土産はどうする? 〜中国人Ver.〜

中国人にとっての「普通」は何か

中国の方にとって「普通」の手土産が何かさっぱりわからなかった私たち。ネットで調べてみると、酒やタバコの贈り物が人気とか…?うーん、なんかもっと「家族」向けのオススメ品はないだろうか?調べを進めると贈ってはいけない品々のオンパレード。中国の方は昔からの言い伝えを大切にされるため、タブー品が多いようですね。

結果インターネットから良いアイディアを得ることができず迷いました。

実際に用意したもの

今回は昼過ぎから呼んでいただいており、「子供達を遊ばせる」ことがメインだったため、子供達が喜ぶお土産にしました。迷った末選んだのはいつものTrader Joe'sにて買った飲み物、お菓子、期間限定(?)かぼちゃスプレッド、果物など。

価格的にはとてもお手頃な感じです…。

 

何を着て行く?

先方のお宅は大きな一軒家で、お庭にプールあり。しかもかなりの資産家との事前情報があり…もしかして奥様がすごい中国人リッチセレブキラキラマダムだったらどうしよう?!とひるむ私。映画に出てくるようなすごいヘアセットにジャラジャラアクセサリーの?!つけまつげにバッチリメイクの?!と加速する私の妄想。

そんなマダムに失礼がなく、且つ子供達と遊べる格好って何?と考え…結局答えは出ず…迷ったくせに安定の全身ユニクロ(一応シフォンスカート)で向かいました(笑)ギラギラマダムには合わないですね。

 

何時に行く?

中国人はどうやら時間を守ることを重視しない模様。約束の時間を直前で変えたり、30〜40分は平気で遅れたり…と聞いていました。でも、それを前提に一体何時に行けば良いのかわからず。

とりあえず日本人的に時間通りを目指して出発しましたが、お宅が遠かったこともあり結局渋滞で10分遅刻してしまいました。でも何とも思われていなかった模様。たぶん。

 

到着して

お宅について

いやぁ、これがもう、とんでもない高級住宅地の豪邸でして。どひゃー!すてきー!映画に出てくるような一軒家しか並んでいない閑静な住宅街の、大きな大きなアメリカンハウス、当然のようにグランドピアノ、螺旋階段、プール、バーベキューセット…。わお!これぞ、アメリカのお金持ちの一軒家!といった感じでした。(もしかしてこれがスタンダードだったらどうしよう)

人様のお宅なので勝手に写真なぞお載せできないのが残念。

ご家族の様子

私が(勝手に)一番懸念していたのが奥様のキラキラリッチマダム具合。お化粧バッチリギランギランの中国人マダムが出てきたらどうしようとオドオドしていたのですが、実際の奥様は普通の主婦・お母さんの雰囲気をまとった方でした。それだけで肩の力が抜けたというか、一安心する庶民の私。

お子さんたちは素朴で優しいながらも、育ちの良いオーラが出ていました。聞いてみるとお金がかかりそうな習い事もたくさんしているし、納得…。リビングの壁にはきちんと額に入った表彰状などが飾られていました。

 

びっくりしたこと

エンドレスお菓子タイム

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子供たちをお庭のプールやおもちゃ(こりゃまた電動の乗れるJeepがあったり…)で遊ばせながら大人は談笑。すると出てくる出てくる、果物とお菓子の数々!到着した瞬間からひたすらエンドレスで出てきまくりました。

普段大食いの私も、あまりにもひっきりなしに出てくるものだから「ちょっとお腹いっぱいになってきて…」とやんわり遠慮すると、『WHAT?そうなの?だからあなたはそんなに細いのよ〜もっと食べなさいよ〜!』と。(注:特に細くはありません)驚くことに、夕飯直前までお腹にたまるお菓子が出てき続けました。

 

中国の方は沢山の食事でおもてなしする文化があるようですね。そういえば、中国では少し料理を残すのがマナーというのは聞いたことがあったのですが、要はホスト側はゲストが食べきれない程用意し、ゲスト側は「食べきれない程の料理でもてなしてくれてありがとう!」と実際に残して感謝を表すということでしょうか。お菓子だけでも本当に本当に山盛り用意していただきました。

話題

滞在中様々な話題で盛り上がりましたが、私がカルチャーショック…というかびっくりしてしまった会話が2つありました。

その1 「結婚したのに働かないといけないの?!」

以前働いたことがあるか?と聞かれたので第2子の産休に入るまで働いていた…と答えたところ。

ご主人「え?結婚した後も働いていたの?WHY?」と。

私『えっと…働きたかった…から?かな?』と、いざ聞かれるとあいまいな答えしかできない私。

ご主人「でも1人目を産んだ後も働いていたってこと?」

私『えっと…はい…』しどろもどろ。

ご主人「どうして結婚したのに働かないといけないの?あなたの旦那さんがお金稼いでいたでしょう?」

私『私が働きたかったから、かな…?HAHAHA…』 ズドーーーン

 

強がりで答えてみたものの、「本当に私は働きたかったんだっけ?」なんて考えさせられたりもして。もちろん中国の方皆さんが同じ意見ではないのはわかっているのですが、結婚後も働く=お金がない人、という認識なのでしょうか。中国人女性の就労事情に詳しくないのですが、日本以上に「女性が働く」ということに対する風当たりが強いのかも知れないと思わされました。自分の勉強のためにも少し調べてみたいと思います。

 
その2 「どっちの子供の方が好き?」

私の夫が我が子と遊ぶ姿を見て中国人ご主人が一言。

ご主人「あなたの旦那さんはどっちの子供の方が好き?」

私『え?上の子か下の子ということ?どちらも好きだと思いますが…』

ご主人「そうなの?でもどっちの方がより好きなのかな。」

私『え、わかりません…HAHAHA…』 HAHAHA再び。

 

会話の流れ的にあなたはどうなの?と聞くべきか?とも思いましたが、ちょっと聞きづらいというか、答えを聞きたくないというか…結局私の方から話題を変えてしまいました。

この方がこのような意見の持ち主だっただけかも知れませんが、個人的には衝撃的でした。どちらの話題も、ご主人は当たり前のように聞いてきたんですよね。日本人と話していると、どちらも初対面の相手に(というか仲が良くても)なかなか聞かないように思うので正直驚きました。

 

そしてディナータイム

元々「夕飯も!」とお誘い頂いていたのですが、夕方になっても奥様が一向に準備をする気配がなく。これはまさか言葉がわからず意思疎通が取れていなかっただけで、実は夕飯までに帰らないといけないのでは?と心の中で焦り始めた6時過ぎ…

奥様「じゃあ、そろそろ夕飯食べに行く?」

ま、まさかの外食でした!笑

いや、その方がこちらも気楽で良いのですが、まさか一緒に外食しようという流れだとは思っておらず。でもローカルな中華料理屋さんに連れて行ってもらい、ご馳走にまでなってしまいました。

 

まとめ

今回「中国人のご家庭に呼んでもらった話」と書きましたが、お邪魔したこちらのご家庭は恐らく中国でもかなり裕福なご家庭ですし、当たり前ですが生活も、意見や価値観も、中国の方が皆さんこうだというわけではありません。あくまでもこのようなご家庭もあった、とほんの一例として読んでいただければと思います。

でもこうしてアメリカに来て色んな方とお話をし、文化や価値観の違いに遭遇することが本当に多く、勉強になります。またもや「私にとっての当たり前がみんなの当たり前ではなかった!」と実感する良い出来事となりました。

 

さてと。こちらのご家庭を我が家にお招きする時はどれだけの食料品を用意すれば良いのだろうか…。それが一番の心配です。