Eat, Laugh, Love... a life in LA

ロサンゼルスからお送りするドタバタ滞在記

【前編】初めてのハロウィンを終えて 〜そもそもハロウィンって何?〜

こんにちは。

パソコンが壊れたり、ハロウィンがあったり…なかなか更新ができずにいました。

(まぁ超自己満足のブログで誰が更新を待っているというわけでもないのですが、)え?ハロウィンがあることが更新遅れの言い訳になるの?と思いますよね。なるんですなるんですそれが。アメリカで初めて迎えた本物のハロウィン、それはそれはバタバタしていたので記録として残しておきたいと思います。

 

長くなるので前編、後編に分け、前編はハロウィンの意味について触れます。

 

そもそもハロウィンって何?

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日本でもここ何年かハロウィンが定番化していて、子連れイベントでもハロウィンパーティーはあるし、大人も仮装(というかコスプレ?)して渋谷や六本木で大騒ぎしてますよね。でも本来ハロウィンって何でしょう?

現地の方々に「ところでハロウィンって何のお祭りか知ってる?」と聞かれ、答えられたこともあれば新たに教えていただいたこともあり…。でも知っていた方が確実に面白い!

本来のハロウィンが何のお祭りだったか、そして現在のアメリカのハロウィンではどのようなことが行われているかを、現地の方に教えてもらったことや自分の目で見たことをもとに簡単に紹介したいと思います。

元々は何のお祭り?

元々はケルト民族が秋の収穫を祝う祭事。古代ケルト人にとって10月31日が一年の終わりに当たるので、その日の夜から翌日にかけて盛大にお祝いをしていたそう。

また、その10月31日はこの世とあの世(霊界)の境目の扉が開き、死者の魂がこの世に戻ってくると言われています。そのために日本のお盆と比較されることがあるのですね。

ジャックオランタンとは何?

日本でもアメリカでもよく見かけるカボチャのお化け、ジャックオランタン(Jack-O'Lantern)ですが、元々アイルランドにいた悪人「ジャック」のランタンに由来するというのは今回初めて知ったことでした。

言い伝えによると、極悪人だったジャックは死後天国に行けませんでした。しかし生前悪魔と地獄に落ちないよう契約を結んでいたため、地獄への立ち入りも拒まれてしまい、この世とあの世の間をずっと彷徨って歩いているとのこと。ただ、この世とあの世の間の通路が暗いので、情けで悪魔にもらった火種を(アイルランドにたくさんある)カブをくり抜いた中に入れて灯篭代わりにしていたそう。

やがてアメリカが開拓され、この話も海を渡って伝わってきたのですが、アメリカにはカブよりカボチャがたくさん穫れたためカボチャをくり抜いてロウソクを入れてランタンにし、ジャックオランタンとしてアメリカの地に馴染んでいったそうです。

ハロウィンの日に繋がるあの世とこの世の間を照らしてくれる灯り、というわけですね。ちょっと怖いお話でした。

何で仮装するの?

六本木にはナース服やミニスカポリスの女性たちが出てくるハロウィンの夜ですが、アメリカでは元々ゾンビ、幽霊、魔女、吸血鬼などちょっと怖い仮装をするのが一般的でした。可愛い子供達も口から血を垂らしたような格好をしていたり。でもここ最近はディズニーキャラクターやスーパーヒーロー等の可愛い格好をする人が大多数のように見受けられました。

でもそもそも何故仮装するのでしょうか?

地元の方に教えてもらった事によると、ハロウィンはあの世から魂や悪霊がこの世に戻ってくる日なので、同じように魔物に扮することで悪霊に狙われないようにしていたそうです。要は仮装していないと悪霊に乗り移られると考えられていたのですね。

今はお祭りのために楽しく可愛い仮装をする子がほとんどのように思えますが、元々はそのような意味があると理解すると、ハロウィンがますます楽しくなります。

トリックオアトリートとは何?

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子供達がバケツを持って近所の家を訪ね、Trick or Treatと言ってお菓子をもらう。そんなイメージはありますよね。最近日本でもやる地域やパーティーがあるようです。でもそもそもその意味は?

Trickはいたずら、Treatはご褒美(お菓子)を意味するので、「いたずら?お菓子?どっちがいい?」→「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ」となるわけですね。元々は魔物が各家庭を周り、「Trick or Treat?(お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ)」と言うわけですから、家の人は「Treat Please!(お菓子で勘弁して!)」と言ってお菓子をあげ、魔物に帰ってもらう、と言う仕組みだそうです。

最近ではその意味合いも薄れており、ただ子供がたくさんお菓子をもらえる楽しいイベントと化しているようなので、Trick or Treat?と言われたら"Treat please" "Happy Halloween"何と返しても間違いではないと思います。実際うちは無言で渡されたり、"Here you are"と普通に渡されたこともありました。

 

以上、前編ではそもそもハロウィンとは何か?について簡単にまとめてみました。

後編では実際に私たちがどのようなハロウィンシーズンを過ごしたかについて書いてみたいと思います。